島原は京の町では有数の遊郭でした。京都には祇園や上七軒など有名な花街がある中で、島原は壬生の屯所からも近かったことから、新撰組のメンバーたちもよく利用したようです。今も建物が残る輪違屋や、唯一の揚屋(あげや)建築として現存する角屋は、西郷隆盛や久坂玄瑞などの維新の志士達の馴染みであったといいます。
現在の大門は慶応三年(1867)に再建されたものですが、今では地元の風景に溶け込んでいるものの、華やかだった当事の姿を偲ばせることができます。
島原大門(しまばらおおもん)
京都市下京区花屋町大門西入
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