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東寺 五重塔

 夕陽を背に堂々としたシルエットを浮き立たせる東寺・五重塔。

 日本に現存する五重塔としてはもっとも高く、57mの堂々とした姿で訪れる人々を圧倒します。天慶7年(883年)に竣工されて以来、雷火や戦火 で焼失・再建を繰り返し、現在の塔は寛永21年(1677年)に徳川家光によって建立されたもの。

 純和様の手法で造られており、塔身部が細長くならず木割りの太い安定感のあるたたずまいが特徴ですが、実際、高度な耐震設計が施され、東寺の堂宇が多く 倒壊した1596年、安土桃山後期の大地震の際も、びくともしなかったと伝えられています。

 真言密教の根本道場として、今も「弘法さん」と親しまれるこの お寺の、シンボル的な役割を果たしています。

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