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東福寺三門の添柱

 応永年間(1394~1428年)の造営とも至徳年間(1384~1387年)の建築ともいわれ、堂々とした風格で国宝に指定されている日本最古の三門。

 柱間が5つ・中央3つが戸口という五間三戸の大きさに加えて、二重の屋根と階上へ上がる山廊を備えた二階二重門を持つ入母屋造りの壮大な三門で、放生池を前に南を向いて重厚なたたずまいで夏空にそびえ立っています。屋根の軒の組物も、放射線状に広がる禅宗様(唐様)と異なって、柱本体に垂直に差し込んで前へと出した挿肘木を用い、大仏様(天竺様)と呼ばれる貴重な様式を呈しています。

 また四隅の添柱は、天正十三年(1585年)に豊臣秀吉によって補強されたもので、今もしっかり二重の大屋根を支え続けています。

>> 東福寺 Webサイト

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