宇治市五ヶ荘に広がる正式名「中部方面隊・関西補給処」にそびえる、重厚な赤煉瓦造りの塔が「彰史館」。明治27年(1894年)の建築で、昭和20年までは火薬製造所の給水塔として、付近の学校などの給水にも活用されました。
その後、資料館として使われていましたが、平成13年に駐屯所創建50周年を記念して資料館が設けられたことにより、現在は展望台として最上部だけが公開されています。
広大な敷地には多くの桜が植えられ、花時には辺り一帯が薄紅色にかすみ立ちます。