冬至から45日、ほんの少しずつ日が長くなってきて、もう節分、そして立春。 新たな一年のはじまりを告げる立春のその前の日を、京都では少し前まで「お年越し」と呼んで、逝く年と来る年の厄(やく)を祓いました。
2月3日の夜、あちこちの神社で「鬼遣い」(おにやらい)の神事が行われ、恐ろしげな飛出(とびで)の面に蓬髪(ほうはつ)の鬼たちが、炒り豆に追われて逃げ惑います。
人々の厄を背負い込んで逃げ去っていく鬼たちにも、どうぞ良い年が訪いますように!