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清水寺の周りには二年坂や五年坂などもあるのですか?
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一年坂、二年坂、三年坂はありますが、四年五年の坂はありません。

三年坂を過ぎると、その北端付近から二年坂(二寧坂)が始まります。こちらの由来も上から派生したようなものばかりで、実際はどちらが古い道であるかすら定かではないような状態です。
その由来が書かれた立て札がありまして、こちらに「この坂で転ぶと2年以内に死ぬから」ということが書かれています。警局が坂道・石段に気をつけるようにということで言ったとのことですが、もう少しましな言い方はなかったのでしょうか。

二年坂の北端から一年坂(一念坂)となります。比較的新しい道で、こういうと何ですが観光用に都合のいい名前を付けただけではないでしょうか。

この辺りは京都でも有数の観光名所となっており、土産物屋も軒を並べて観光に来る人を待っています。お土産物としては、産寧坂角にある「七味屋本舗」の七味、清水坂にある「ようじや」の油取り紙あたりが有名です。また、二年坂の入り口付近にある「かさぎ屋」は、大正の画家竹久夢二が常連だったことで有名な甘味処。おしるこを中心に、あずきを使ったメニューを楽しんでください。

昼間は観光客の姿が絶えず、かなり人の多いこの地域。よく知る人たちは、夕暮れ時の時間帯のほうが魅力的であるといわれます。雰囲気のよさそうな料理屋を探し、夜に訪れてみるのもいいのではないでしょうか。